自然豊かな横須賀。

ですが、地元だとなかなか出かけないなぁ、なんて人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「NPO法人 よこすかシティガイド協会」さんがやっているガイドツアーに参加してきました。
「ちいさな横須賀の秋4里山の彼岸花」ツアー

今回参加したのは「ちいさな横須賀の秋4里山の彼岸花」というツアー。

北久里浜駅から衣笠山を通って彼岸花が咲いている「横須賀しょうぶ園」で昼食を取り、
按針塚のある塚山公園に向かうコース。

約12㎞ほどの距離があります。

集合場所は京急北久里浜駅で時間はAM9:30、後で伺ったところ、80人くらいの申し込みがあったとか。

けれど、実際には60人くらいの参加となったようです。

全員で歩くと要所要所、危険な場所もあったり、
せっかくのガイドも聞きづらかったりするので、何組かに分かれて出発します。

私が参加したのは、最後のグループで、ガイドにはSさんという女性の方と、
Tさんという男性の方の2人が引率してくれました。

こういうツアーがよく広報などに載っているのは知っていたのですが、
初めての参加にちょっとワクワクしますね。
住宅地のあちこちに昔の名残を感じて

北久里浜駅を出発し、しばらく町中を歩きますが、北久里浜、略して「キタクリ」は道も広く、
公園もあったりして住みやすそうな雰囲気。

しかし、住宅街を入っていくと小さな道や入り組んだ道もあって、昔の名残をとどめた風景があちこちにありました。

森崎公園へ向かう途中の坂にはススキがいっぱいで、ここは昔、谷戸だったと教えてくれました。

自分達だけの散歩やハイキングだとこういう密着した知識って得られないですよね。

こういうところが人気なんでしょうね。

最初の休憩場所は、森崎公園。

ここを過ぎ、階段を下ると庚申塚が。

有名な「見ざる・聞かざる・言わざる」がありました。

ここが昔、地域の堺という印で、ここから先に悪いものが入っていかないようにとのおまじないの意味もあるらしいです。
意外とアップダウンのある衣笠山へ…!

さて、大きな道に出て、進むといよいよ「衣笠城址」に。

ここから山に入ります。

ツアーの注意書きに「やや健脚向き」とありましたが、なかなかの傾斜が続きます。

スニーカーは必須、トレッキングポールがあった方がいいかも。

私の参加したグループには女性が7名男性が4名いましたが、
無理せずマイペースで進めるようガイドさんが、
足の進みがいい人、遅い人に合わせてくれるので安心できます。
スタートから2時間半ほどで「竹林」に到着。

グン!と力強く上へ伸びた竹が青々しく迎えてくれました。

清々しい光景です。

この竹林を過ぎるとまた、道路に出て、ようやく「横須賀しょうぶ園」に到着です。

もうすでに12:30近く…。お腹が空きました。

花の名所、市民憩いの「横須賀しょうぶ園」

この「横須賀しょうぶ園」は、14万株に及ぶの菖蒲が植えられている公園。

菖蒲以外にも四季折々の花が植えられていて、市民の憩いの場となっています。

また、菖蒲の時期には入園料がかかりますが、7月~3月(なんと9ヶ月も!)は入園無料となっています。

この時期、植えてある彼岸花が、ついおとといに満開になったということだったので、観に行くと…。

思ったほどたくさんではなかったのですが、群生しているところに蝶が集まってきていてその美しさに思わずパチリ。

赤と黒のコントラストが本当にきれいでした。


里山の秋があちこちに

お昼休憩が終わり、いよいよ里山の秋を探しながら塚山公園へ出発。

頭の垂れた稲穂や萩などが道々、観ることができ、秋を感じます。


横須賀インターへと続く道なりに「本圓寺」がありました。

こちらは日蓮上人縁のお寺で、1310年に弟子の日印上人が開山した名刹です。

この道は抜け道となっているようで、たくさん車が通りました。
最後のヒトヤマ、期待の景色を求めて

あと、ヒトヤマだからと衣笠山を降りてからガイドの方に言われてた塚山公園の入り口に到着。

また、急坂かとドキドキしましたが、そこまできつくなかったので参加者みんな余裕で登っていきました。

塚山公園の頂上付近にはかの有名な三浦按針の「按針塚」がありました。

右側の大きな供養塔が按針で左側が按針の妻の供養塔だそうです。

この塚山公園は桜の名所としても有名で、春にはたくさんの人が訪れるとか。
また、海側には絶景ポイントが…!

横須賀港を一望できます。こういう光景を観ると今までのツラさが吹っ飛びますね。

その後、京急按針塚の駅で解散となりましたが、
1人ではなかなかこういうことって経験できないなと改めて感じました。

10月にもたくさんのガイドツアーがあるので、
興味のある人はぜひ参加してみて下さいね!